国内外で昨今多発している企業の不祥事によって、企業内をコントロールする仕組みである内部統制が求められています。ミスやエラーを回避しつつ、違法行為や不正を防止し、企業を効率的に運営する仕組みを構築することが、経営者の責任となっているのです。
そして改正商法においては、内部統制システムの構築を取締役会の専決事項として規定しました。

この内部統制は、業務の有効性・効率性を高めると共に、財務諸表の信頼性の確保と、関連法規の遵守を目的とします。

内部統制に関する一般的基準とされる米国のCOSOレポートによる内部統制の構成要素

1. 統制環境 : 内部統制の基礎となる企業の経営基本方針、社風、慣行などの基本的な内的状況の把握と整備
2. リスクの評価 : 発生可能なリスクを想定し、発生可能性とリスクの大きさを評価し、管理の必要性を判断
3. 統制活動 : 企業における命令・指示が日常業務において適切に実行されるための方針・手続きの構築
4. 情報と伝達 : 適切な情報がこれを必要とする部署に適宜、適切に伝えられるための仕組みと手続きの構築
5. モニタリング : 1 から 4 の要素を監視し、必要に応じて変更を加える

導入には、コスト意識を持って
当社では、お客様の企業における風土、経営環境を分析し、可能性のあるリスクとその危険性を想定し、命令指示の実施と情報の伝達状況を評価し、効率的な経営の実施とリスクの回避の方法を検討します。そして実務面において業務の適法性が確保され、財務諸表がこれを正確に反映しているか、を検証し改善するといった一連のサポートを行います。
株主をはじめとしたステークホルダーである方々にとって、最も重要なことは各部門の業務が適正に執行されていることです。また、それは企業の将来性と信用を担保するものであります。
今まで、社内にある監査機能は、実務面をフォローしきれない面から、形式的な監査となっている事が多分にありました。監査機能を強化して、実務上のプロセスを確実に押さえることで、コンプライアンス経営と効率経営の両面を支えることができます。

当社の業務監査には、営業・総務部門をはじめとした各部門の業務監査や、製造現場に関する工程実地監査、プロパティーマネジメント・アセットマネジメントの一環としてのリソース運用監査、ライセンスや規制に関わる適合性監査、衛生監査等、お客様のニーズに合わせて各種の特化型監査をご提供いたします。
あらゆる業種を対象にしたサービスです。

現状の業務に対するヒアリングと立ち会いをもとに、コンプライアンス面、経営効率面、リスクマネジメント面、リソースマネジメント面などの様々な分野に関する“脆弱性”や“改善の機会”を診断いたします。
診断結果については、経営層の方々向けに診断レポートをご提供させていただきます。

これは、次のようなお客様向けです。
・何から手をつければいいのか分からないお客様や、
・複雑な組織であるが故に、問題点を確実に把握することが困難となっているお客様
・今までにERPやSCM等いくつかのツールを導入してきたが、うまく機能していると思えないお客様
・当社の他のサービスラインに興味があるが、どのよう なコンサルティングを受けることがプラスになるのか 分からないお客様

診断テーマについては、貴社との事前調整を経て決定して参ります。